「エアコン代が怖いから冷房を我慢」は危険。猛暑・電気代ニュースから考える太陽光+蓄電池
連日の暑さで、エアコンの使用時間が長くなっているご家庭も多いのではないでしょうか。
一方で、電気代のニュースを見るたびに「なるべく冷房を使わないようにしよう」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし、ここで一番大切なのは電気代を気にして冷房を我慢しすぎないことです。熱中症は屋外だけでなく、住まいの中でも起こります。
この記事を書いている2026年7月18日昼時点でも、環境省の暑さ指数では金沢が31.2、福井が30.8と、どちらも厳しい暑さの目安に入っています。
今回は、いま関心が高まっている「猛暑」「エアコン代」「電気料金支援」のニュースをきっかけに、石川県・福井県のご家庭が太陽光発電と蓄電池をどう考えればよいのかを整理します。
この記事でわかること
なぜ今「エアコン代」が注目されているのか
今年の夏は、暑さそのものに加えて、電気代への不安も大きな話題になっています。
経済産業省・資源エネルギー庁は、2026年7月から9月使用分について、電気・ガス料金支援を実施しています。つまり国としても、夏の光熱費負担が生活に影響するものとして支援を行っているということです。
さらに、送配電にかかる費用である「託送料金」の値上げ申請が報じられるなど、電気料金をめぐるニュースは今後も注目されやすい状態です。
いま気になるところ
- 今年の夏のエアコン代はいくらになるのか
- 電気代の支援はいつまで続くのか
- 暑い日でも安心して冷房を使える家にしたい
- 太陽光や蓄電池で、買う電気を減らせるのか
このような不安に対して、単に「節電しましょう」と言うだけでは不十分です。これからは、無理に使う電気を減らすのではなく、自宅でつくった電気を上手に使うという考え方が大切になります。
冷房を我慢する節約が危ない理由
電気代が気になると、つい「エアコンを少し我慢しよう」と思ってしまいます。
しかし、猛暑の日に冷房を我慢することは、健康面で大きなリスクになります。消防庁の令和7年の熱中症救急搬送状況では、5月から9月の全国累計が100,510人となり、調査開始以降で最も多い搬送人員となりました。
また、発生場所別では住居が最も多く、38,292人、全体の38.1%を占めています。つまり、熱中症は「外に出ている人だけの問題」ではありません。
まず優先したいこと
- 暑い日は無理に冷房を止めない
- 室温だけでなく湿度にも注意する
- 高齢の方や小さなお子さまがいる家庭は特に注意する
- 電気代対策は「我慢」ではなく「買う電気を減らす方向」で考える
太陽光発電や蓄電池は、冷房を使わないための設備ではありません。むしろ、暑い日でも安心して生活するために、家庭の電気の使い方を見直す選択肢の一つです。
2026年夏の電気・ガス料金支援とその限界
2026年夏は、国による電気・ガス料金支援が実施されています。家庭などで使われる低圧電気では、7月・9月使用分が1kWhあたり3.5円、8月使用分が1kWhあたり4.5円の値引きです。
| 対象期間 | 電気 低圧 | 電気 高圧 | 都市ガス |
|---|---|---|---|
| 2026年7月使用分 | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh | 14.0円/m3 |
| 2026年8月使用分 | 4.5円/kWh | 2.3円/kWh | 18.0円/m3 |
| 2026年9月使用分 | 3.5円/kWh | 1.8円/kWh | 14.0円/m3 |
支援があること自体はありがたいことです。ただし、これは期間が決まっている支援であり、家庭の電気使用量そのものが減るわけではありません。
だからこそ、長い目で見ると「電気を安く買えるか」だけに頼るのではなく、電力会社から買う電気をどれだけ減らせるかという視点が重要になります。
太陽光発電が夏の家計に効きやすいポイント
太陽光発電は、日中に電気をつくる設備です。そして夏は、日中にエアコンを使う時間が長くなりやすい季節です。
この「太陽光が発電する時間」と「エアコンを使う時間」が重なりやすいことが、夏の太陽光発電の大きなポイントです。
太陽光が活きやすいご家庭
- 日中も在宅している時間がある
- 夏のエアコン使用量が多い
- オール電化で電気使用量が大きい
- エコキュート、食洗機、洗濯乾燥機を昼間に動かせる
- 今後、EVやV2Hも検討している
もちろん、太陽光発電を設置すれば電気代が必ずゼロになるわけではありません。天気、屋根の向き、屋根面積、影、積雪、電気の使い方によって効果は変わります。
ただ、昼間に発電した電気をその場で使えれば、電力会社から買う電気を減らす方向に働きます。これが、電気代が気になる今の時代に太陽光が再び注目されている理由です。
蓄電池を組み合わせる意味
蓄電池は、太陽光でつくった電気をためて、夕方から夜、または停電時に使うための設備です。
夏のエアコンは、日中だけでなく夜にも使うことがあります。太陽光だけでは夜に発電できませんが、蓄電池があれば日中の余剰電力を夜に回せる可能性があります。
| 設備 | 得意なこと | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 昼間の電気を自宅でつくる | 屋根条件、日射、影、積雪、発電量 |
| 蓄電池 | 余った電気を夜や停電時に使う | 容量、停電時に使いたい機器、生活パターン |
| 太陽光+蓄電池 | 昼の自家消費と夜の活用を組み合わせる | 費用対効果、補助金、電気使用量との相性 |
特に石川県・福井県では、夏の暑さだけでなく、台風、大雨、冬の積雪なども考えておきたい地域です。蓄電池は電気代対策だけでなく、停電時の備えとして検討されることも増えています。
石川・福井で相談前に確認したいこと
太陽光発電や蓄電池は、同じ商品を設置しても、ご家庭ごとに効果が変わります。特に石川県・福井県では、地域の気候や屋根条件を踏まえた確認が大切です。
相談前に見ておきたい3つのポイント
- 電気使用量:夏場と冬場でどれくらい使っているか
- 屋根条件:方角、面積、影、積雪、築年数
- 補助金:国・県・市町の制度が使えるか
「エアコン代が怖いから我慢する」のではなく、安心して冷房を使いながら、買う電気を減らす方法を考える。これが、これからの住まいの電気代対策です。
太陽光発電や蓄電池が合うかどうかは、毎月の電気料金明細と屋根の状況を見れば、かなり具体的に判断できます。
石川県・福井県で太陽光・蓄電池をご検討中の方へ
猛暑のエアコン代、今後の電気代、停電時の備えが気になる方は、ご自宅に太陽光発電や蓄電池が合うか一度確認してみませんか。
電気料金明細、屋根条件、補助金の対象可否をふまえて、無理のない形でご提案いたします。
お問い合わせはお気軽にどうぞ。詳しくはこちらからご覧ください
参考:環境省 熱中症予防情報サイト、総務省消防庁 熱中症情報、令和7年の熱中症による救急搬送状況、経済産業省 電気・ガス料金支援の特例認可・承認、資源エネルギー庁 エネルギー価格の支援について、FNNプライムオンライン 託送料金に関する報道