石川県の令和7年度(2025年) 太陽光発電・蓄電池 補助金情報まとめ|随時更新

2025年度も、石川県内では太陽光発電・蓄電池導入を支援する補助金制度が各地で実施されています。

本記事では、現時点で発表されている金沢市・白山市・小松市・加賀市の制度について、最新の受付状況(消化状況)を反映して詳しくまとめました。

今後、他市町が新たな補助制度を発表した場合や、予算が増額・満了になった場合も、この記事に随時追加・更新していきます!


2025年度|主要補助金の進捗状況(8/10時点

  • DR補助金(国) 受付終了(7/2 予算到達)
  • 加賀市 受付終了(7/14 公式更新)
  • 金沢市 実施中(予算の範囲内)
  • 白山市 実施中(上限到達で終了)
  • 小松市 実施中(先着・予算の範囲内)

※各市とも「予算到達で受付終了」。申請前に最新枠を必ずご確認ください。


【重要】加賀市の補助金は受付終了

令和7年度の住宅用太陽光・蓄電池の補助金は 予算到達により受付終了しました(7/14付公式更新)。

※次年度や二次募集の有無は、加賀市公式の続報をご確認ください。


📍福井県にお住まいの方へ

こちらは石川県向けの補助金情報ですが、

福井県でも太陽光・蓄電池に関する補助制度が用意されています。

福井市・坂井市・県全体の制度をまとめた記事をご用意していますので、該当の方はぜひご覧ください。

👉 【福井県版】令和7年度 太陽光発電・蓄電池 補助金まとめはこちら


「ZEH補助金」と「DR補助金」と「普及促進事業補助金(石川県)」とは?

石川県の市町村補助金は、国が実施している以下の制度と併用が可能です。

これらを活用することで、さらに大きな補助を受け取ることができます!
DR補助金は2025年7/2に公募終了(満了)

🏡 ZEH支援事業(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援)

住宅の高断熱化・太陽光発電システム導入を支援する補助金制度です。

最大40万円(+加算あり)が支給され、新築住宅の導入が特に有利になります。

🔋 DR補助金(需要応答型家庭用蓄電池導入支援)

需要応答型(デマンドレスポンス)対応の家庭用蓄電池導入を支援する制度です。

2025年は予算到達により7/2で公募終了。次回以降は公募開始直後の申請準備が鍵になります。

🌞 普及促進事業補助金(石川県)

石川県では、太陽光発電の導入を促進する県独自の補助金を実施しています。

1kWあたり7万円(最大5kW・35万円)が支給され、自宅への導入だけでなくPPA・リース契約でも対象となる点が特徴です。

  • 北陸電力の「かんたん固定単価プラン」で売電契約すること
  • 発電電力の30%以上を自家消費すること
  • FIT・FIP制度を利用しないこと

国・県・市町村の補助制度と併用可能な場合もあるため、導入を検討される方はぜひ活用をご検討ください。


💡 市町村補助金と併用できる理由

国の補助金と市町村の補助金は別枠運用のため、ダブルで受給が可能!

うまく活用すれば、初期費用を大きく削減できます。


🔧 工事を分けるとさらにお得!?

太陽光発電と蓄電池の工事を分けて申請することで、本来併用できない国と県の補助金を両方申請できる可能性があります。

このテクニックを活用すれば、補助金の総額が増え、初期費用の大幅削減に繋がります!


目次

  • 補助金のポイントまとめ(受付状況つき)
  • 金沢市の補助金制度(実施中
  • 白山市の補助金制度(実施中
  • 小松市の補助金制度(実施中
  • 加賀市の補助金制度(受付終了
  • まとめ・お問い合わせ

補助金のポイントまとめ(受付状況)

市町村 内容 最大補助額 受付状況
金沢市 太陽光+蓄電池の同時導入支援 最大15万円 実施中(予算の範囲内)
白山市 太陽光+蓄電池 or 蓄電池単体支援 最大10万円(単体5万円) 実施中(上限到達で終了)
小松市 太陽光接続蓄電池支援・PPA等 (例)一律5万円 実施中(先着・予算の範囲内)
加賀市 太陽光1kWあたり3万円+蓄電池支援 最大55万円 受付終了(7/14)

1. 金沢市の補助金制度

金沢市では、2050年カーボンニュートラル実現を目指し、再生可能エネルギー導入支援を強化しています。

受付状況:実施中(予算の範囲内・上限到達で終了)

補助対象と金額

設備 補助額 主な条件
太陽光発電システム 5万円 出力2kW以上、HEMS設置必須
蓄電池システム 10万円 2kWh以上、太陽光と常時接続

対象者の条件

  • 金沢市内に自ら居住する住宅に設置すること
  • 住民票が金沢市にあること
  • 市税等を滞納していないこと
  • 新品・未使用の設備であること
  • PPA・リース契約でも条件付きで対象可

設備仕様のポイント

  • 太陽光発電:出力2kW以上+HEMS必須+余剰配線
  • 蓄電池:2kWh以上・太陽光と常時接続・定置型

申請から補助金受け取りまでの流れ

  1. 設置工事完了後、30日以内または年度末(3月末)までに交付申請
  2. 必要書類を郵送または窓口提出
  3. 金沢市による審査
  4. 補助金交付決定・指定口座に振込(目安:2か月程度)

問い合わせ先

金沢市 ゼロカーボンシティ推進課
TEL:076-220-2507

【最新版】補助金シミュレーション(金沢市版)

🔵 新築住宅 ✨最大補助金パターン(14kWh)

項目 金額
太陽光発電(5kW) 約130~150万円
蓄電池(14kWh) 約270~280万円
合計費用 約400~430万円
ZEH補助金 40万円
DR補助金(2025年は満了)
金沢市補助金 15万円
総補助額 55万円
実質負担額 約345万~375万円

🔵 持ち家(既築住宅)✨最大補助金パターン(14kWh)

項目 金額
太陽光発電(5kW) 約130~150万円
蓄電池(14kWh) 約270~280万円
合計費用 約400~430万円
DR補助金(2025年は満了)
金沢市補助金 15万円
総補助額 15万円
実質負担額 約385万~415万円

一般的なスペックパターンとの比較

項目 最大補助金パターン(14kWh) 一般的スペックパターン(5kWh)
【太陽光発電】 5kW(約130~150万円) 3kW(約100~110万円)
【蓄電池】 14kWh(約270~280万円) 5kWh(約90~100万円)
【合計費用】 約400~430万円 約190~210万円
【国補助金(ZEH)】 40万円 40万円
【DR補助金】 —(2025年満了) —(同左)
【市補助金】 15万円 15万円
【総補助額(新築)】 55万円 55万円
【実質負担額(新築)】 約345万~375万円 約135万~155万円

2. 白山市の補助金制度

白山市では、住宅のエネルギー効率向上と環境保護を目的に、太陽光発電+蓄電池または蓄電池単体後付けにも補助金を提供しています。

受付状況:実施中(上限到達で受付終了)

補助対象と金額

設備 補助率 上限金額
太陽光+蓄電池(同時導入) 設置費用の1/2 最大10万円
蓄電池単体(後付け) 設置費用の1/2 最大5万円

対象者の条件

  • 白山市内に居住し、対象設備を設置すること
  • 設備は未使用・自己所有のものであること
  • 市税の滞納がないこと
  • 過去に同一設備で補助金を受けていないこと

設備仕様のポイント

  • 太陽光発電:出力2kW以上、余剰配線方式、発電量計測可
  • 蓄電池:2kWh以上の定置型、太陽光と常時接続されていること

申請から補助金受け取りまでの流れ

  1. 工事開始の2週間前までに交付申請を行う
  2. 交付決定後に工事着手
  3. 設置完了後、実績報告書と補助金請求書を提出

問い合わせ先

白山市 環境課
TEL:076-274-9538

【最新版】補助金シミュレーション(白山市版)

🔵 新築住宅(太陽光+蓄電池同時導入)

✅ 最大補助金パターン(太陽光5kW+蓄電池14kWh)
項目 金額
太陽光発電(5kW)約130~150万円
蓄電池(14kWh)約270~280万円
合計費用約400~430万円
総補助額(ZEH+白山市)約50万円
実質負担額約350万~380万円
✅ 一般的パターン(太陽光3kW+蓄電池5kWh)
項目 金額
太陽光発電(3kW)約100~110万円
蓄電池(5kWh)約90~100万円
合計費用約190~210万円
総補助額(ZEH+白山市)約50万円
実質負担額約140万~160万円

3. 小松市の補助金制度

小松市では、地球温暖化対策と災害時のレジリエンス向上を目的に、
太陽光発電と常時接続された蓄電池の設置PPA(第三者所有)の導入を支援しています。

受付状況:実施中(先着・予算の範囲内)

補助対象と金額

対象設備 補助額 条件
蓄電池(太陽光と常時接続) 一律5万円 実効容量2kWh以上・定置型・太陽光接続必須
第三者所有(PPA)モデル 専用の第三者所有型補助金あり 市要綱の要件に適合

対象者の条件

  • 小松市内に居住する住宅に設置すること
  • 住民票が小松市内にあること
  • 市税等の滞納がないこと
  • 法人や事業用住宅は対象外(個人住宅のみ対象)

設備仕様のポイント

  • 太陽光発電設備と常時接続されていること
  • 蓄電池の実効容量が2kWh以上であること
  • 電力変換装置(パワコン)を含む一体型構成

申請から補助金受け取りまでの流れ

  1. 工事開始の2週間前までに交付申請
  2. 交付決定後に設備工事着手
  3. 設置完了後30日以内または年度末(3月31日)までに実績報告

問い合わせ先

小松市 環境推進課 ほか(第三者所有型は専用ページを参照)
TEL:0761-24-8067

【最新版】補助金シミュレーション(小松市版)

🔵 新築住宅(太陽光+蓄電池同時導入)

✅ 最大補助金パターン(蓄電池14kWh)
項目金額
太陽光発電(5kW)約130~150万円
蓄電池(14kWh)約270~280万円
合計費用約400~430万円
総補助額(ZEH+小松市)約45万円
実質負担額約355万~385万円
✅ 一般的パターン(蓄電池5kWh)
項目金額
太陽光発電(3kW)約100~110万円
蓄電池(5kWh)約90~100万円
合計費用約190~210万円
総補助額(ZEH+小松市)約45万円
実質負担額約145万~165万円

4. 加賀市の補助金制度(受付終了)

加賀市では、再生可能エネルギー普及促進を目的に、太陽光発電システム+蓄電池の導入支援を実施していましたが、
受付状況:受付終了(7/14 公式発表)

補助対象と金額(2025年度 実施時)

対象設備 補助内容 上限額
太陽光発電システム 最大出力1kWあたり3万円 最大50万円
蓄電池(リチウムイオン型) 定額支給 5万円

申請の基本ルール(参考)

  1. 工事開始前に必ず交付申請を行う
  2. 交付決定後に工事着手
  3. 設置完了後30日以内または3月31日までに実績報告

問い合わせ先

加賀市 環境課 環境政策グループ
TEL:0761-72-7892


まとめ|石川県で太陽光・蓄電池を導入するなら今がチャンス!

2025年度(令和7年度)、石川県では県(最大35万円)+市の補助を組み合わせることで、導入費用を大きく抑えられます。
一方で、DR補助金は7/2に予算到達・受付終了加賀市も7/14に満了のため、今後は県・市制度中心の活用がポイントです。

導入を成功させる3つのポイント

  • 必ず工事前に交付申請(交付決定前の着工は原則対象外)
  • HEMS設置+DR対応設計で来期以降の加点・参加を見据える
  • 県と市の補助金を併用して初期費用を最小限に

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