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相見積の取り方

太陽光発電や蓄電池はとても高価な買い物です

相見積を取って、自分自身にとってベストな会社を選びましょう

ただ、相見積りの基準を価格だけにしてしまうと大きな失敗につながり、結果として高い買い物になってしまうことがあります。

価格はもちろん重要な基準の一つですが、それ以外にも相見積を取る際に注意が必要なポイントがあります。

是非相見積取得の参考にしてください!

相見積の4つのポイント

販売会社が倒産した場合アフターフォローを受けれません

新聞にも度々掲載されましたが、最近、太陽光発電の販売業者の倒産が激増しています。実際、当社にも購入先が倒産してしまったため、パワコンの修理をお願いしたい。といったような依頼が増えてきています。

しかし、実際に販売した会社でなければ、施工方法や配線経路、商品の型式、設備認定申請や北陸電力への申請状況などが分からず、十分な対応ができないケースがあります。また、販売先であれば初期対応は無料で行ってもらえることが普通ですが、他社の場合出張料が発生するケースが多いです。

2017年4月に改正FIT法により、太陽光発電を設置済みの方で条件に該当する方は申請が必要になるということがありました。申請しないと売電できなくなる可能性があるので、通常は販売店からお客様に通知が行きますが、倒産した会社で太陽光を設置した方が、通知を受けたり、申請のフォローをしてもらえないという事が社会問題になりました。

太陽光発電は20年、30年使うものですので、長期間フォローしてくれる業績が良い会社を選びましょう。

また、太陽光発電の販売だけの会社の場合、市場の動向に左右されるケースが多いため、太陽光の販売以外にも収益の高い事業を行っている会社がよりリスクが少ないといえます。

業績が良い会社かどうかの判断の仕方

上場企業であれば会社四季報等で確認できます。非上場企業であれば帝国データバンク、東京商工リサーチで調べられますが、有料ですので、太陽光の営業マンに直接その会社の業績を確認するのが良いと思います。業績が良ければ喜んで教えてもらえるはずです。非上場企業でも業績が良い企業であればホームページで公開しているケースもあります。

工事品質の良い業者を選びましょう

太陽光発電は必ず工事が必要になる商品です。 工事なんてどこがやっても同じと考えてはいませんか? 経験や、会社の方針によって工事の品質には大きな違いがあります。金額が安いというだけで購入先を決めたりすると後々トラブルになることが新聞等でも取り上げられています。相見積もりの際には必ず値段だけでなく、工事の内容や品質を確認しましょう。

では、工事の内容や品質はどうやって見分けるの?

Point 1   施工・販売実績が多いか?

一番判断しやすいのが実績です。まずは太陽光発電システムの工事の実績がどのくら いあるか聞いてみましょう。100件以上の実績があればとりあえずは安心できると思います。 また、工事した物件の写真を見せてもらうのも良いでしょう。

Point 2   工事体制はどうか?

工事は下請けか、自社で行っているか確認しましょう。

下請企業にユニフォームを貸与して、自社工事と偽っているケースもありますので、本当に その販売会社と雇用契約がある社員が工事するのかどうかを確認することが必要です。 

施工基準はメーカーによって定められていますが、施工業者の中には、勝手な判断でメーカー 基準に満たない施工が行われていることが頻繁に行われています。

特に、価格が他社に比べて安すぎる場合は危険です。

過剰な価格競争のしわ寄せは、手抜き工事となって表れてくる可能性があります。

  1. 価格競争により安い価格でしか受注できない元請販売会社
  2. 安く販売するために、下請けの施工業者に安い価格での工事を強要
  3. 下請けの施工業者は、今後仕事をもらえないことを恐れて安い価格でも断れない
  4. 安い工事価格でも利益を出すために少ない人数で工事をする必要がある
  5. 少ない人数で工事を終わらせるために手抜き工事を行う
  6. 雨漏りなどのトラブルにつながる

危険!良くある手抜き工事ベスト3

1位 バラ板野地板の裏板補強の手抜き
裏板補強工事は野地板の種類がバラ板で、バラ板間隔がメーカー基準より広い場合に必要になる 工事ですが、非常に手間のかかる工事です。全てのアンカー金具にで施工すべきですが、屋根裏 入口の周辺部分だけ施工して、目立たない部分は施工しないというケースがあります。

2位 垂木固定の手抜き
メーカー基準で垂木固定を指示している場合、全ての垂木の位置を調べて、そこに金具を固定 する必要がありますが、垂木の位置を調べ、全ての金具を垂木に固定するのは手間がかかる 作業です。一部の金具を垂木固定にして、それ以外は垂木位置関係なく施工するケースがあります。

3位 コーキングの手抜き
スレートの場合、決められたコーキングの方法があります。手間がかかるので、決められた方法 容量を守らずに適当にコーキングする、またはコーキングを全くしないというケースがあります。

この他にも、工事の手間を省くために様々な手抜き工事が行われ、雨漏り、パネルの落下、漏 電、発火等のトラブルを引き起こしています。 下請企業に工事を任せる場合は、工事に詳しい元請の担当者が現場監督として、実際に屋根に 登ったり、天井裏で確認するなどのチェック体制が必要不可欠だと言えます。

あと、工事当日まで施工業者が現場を見に来ないケースも非常に危険です。 工事当日、工事をしようと思ったら、元請から聞いていた状況と異なるということがあります。 その場合、本来であれば施工できない状況でも無理やり工事を進めるケースがあります。

例:野地板が合板用の部材しか準備されていないが、実際はバラ板で裏板補強が必要だった場合

本来工事を延期するべきですケースですが、そのまま工事を進めてしまうという事が起こりえます。裏板補 強工事は通常より1.3~1.5倍ほど施工人員が必要ですが、追加の工事費用を元請からもらえないリスクがあ り、その日集めた職人の費用も無駄になりかねない。

また、工事の延期をお客様にもいいにくい、となる と、不完全な部材のまま黙って工事をしてしまおうという判断につながりやすいようです。 また、下請け業者の施工の場合、工事の際に融通が利かず、細かい要望を聞いてもらえ ないことがあります。また、故障の際にも下請企業の予定を調整する必要があり、すぐに対応 してもらえないことが多くあります。

工事は「屋根工事」と「電気工事」の2つがあります。どちらか一方でも下請業者の場合、 臨機応変な対応ができなくなりますので、「屋根工事」「電気工事」の両方を自社で行える 会社が最も良いでしょう。

また、「台風等でパネルが落ちそうになっている」などの万が一の緊急事態にすぐに対応 してもらえるように、年中無休で対応できる会社が望ましいでしょう。

Point 3   工事内容の説明があるか?

工事の内容・材料は、お客様が普段耳にすることのない専門用語も有り、お客様に説明する ことを省く会社も少なくありません。そして、それが工事の不明瞭さにつながり、安価で質の良くない 材料を使ったり、工事の手間を省くために手抜き工事を行ったりすることもあります。 しっかりと工事の内容やこだわりの部分を説明してくれる会社が安心です。

保証には大きく3種類の保証があります

① 品質保証

メーカーの保証は、メーカーの施工研修を受けて施工IDを取得した業者が、メーカー指定の施工方法で工事をして初めて受けることが可能です。通常の販売店であれば保証は無料で付いてきます。

② 工事保証

工事店が工事店の責任で独自に付ける保証です。万が一、雨漏りなど工事の不備によるトラブルが発生した場合、工事店の責任で修理してもらうことができます。工事に自信がある業者では通常行っております。

③ 自然災害補償

雷・台風・雪など自然災害によるシステムの故障に対する保証です。台風でパネルが飛ばされたり、大雪によるパネルの破損に対して修理代・商品交換代が支給されます。

アフターフォロー体制を確認しましょう

① 地元の会社か?

工事店が近くにあるかどうかを確認しましょう。工事店との距離が遠くなればなるほどこまめにお客様宅に訪問することが難しくなります。緊急の時にすぐに駆けつけてもらえるよう、近くの業者を選びましょう!

② 無料点検サービスがあるか?

基本的にはメンテナンスは不要ですが、初期不良がゼロと言うことではありません。初期不良は早い段間で現れることが多いので、1~2年目に点検をしておくことで、初期不良に素早く対応することができます。

③ いつでも発電チェックをしてくれるか

カラーモニターや検針票を確認すると、いつもより発電していないなどの不具合に気づくことがあります。そのような場合に電圧をチェックしてもらうことで故障のの早期発見、早期修理を可能にします。

すぐにチェックしてもらうためには、自社で電気工事ができる会社であることが必須の条件になります。

④年中無休で対応してもらえるか?

「台風等でパネルが落ちそうになっている」などの万が一の緊急事態にすぐに対応してもらえるかどうかというのは大変重要です。そのような緊急事態に工事店がお休みだったりすると大惨事につながりかねません。年中無休の業者か、正月やお盆などの休みの時でも対応してもらえる連絡先を教えてもらえる業者であることが大切です。

⑤法改正時の申請を無料で行ってもらえるか?

2017年4月に改正FIT法により、一部の太陽光発電設置者は申請が必要になりましたが、太陽光の販売業者の対応に差が出ました。申請が必要な事をお客様に伝達した業者としない業者、申請の代行を無料で行う業者と有料の業者など、対応に大きく差が出ました。改正FIT法の申請の対応はどうだったか確認してみましょう。

良いことばかり話す業者は危険です

太陽光発電は素晴らしい商品ですが、デメリットも存在します。

契約を取るために良いことばかり話す業者ではなく、悪いことも正直に話してくれる業者を選びましょう。

太陽光のデメリットには下記のようなものがあります。

① 太陽光の寿命の間で、パワーコンディショナ-が故障して交換する必要があるかもしれません。

30年と言われる太陽光のパネルの寿命に対して、発電した電気を家で使えるようにする機械(パワーコンディショナ)は 家電製品であるため寿命が短く、10年~15年と言われています。 メーカー保証終了後に故障した場合、約20万円~30万円の交換費用が発生します。

② パネルに雪が乗っている間は発電しません。

パネル自体は滑りやすいので、晴れになれば雪は溶けて下の方にずり落ちてきますが、雪止めで雪が落ちないように 施工しますので、雪はパネルの上に残ることになりがちです。 雪止めが効かないようにパネルを設置すれば雪は落ちやすくなりますが、その場合、雪が遠くに滑って、隣の敷地に入った り、道路に飛び出て人にけがを負わせる原因にもなり当社ではおすすめはしておりません。 雪をそのまま落としてもかまわないような場合であれば雪止めを効かない設置も可能ですのでご相談ください。

③ 屋根の葺き替えが困難になります。

パネルが屋根の上に乗っていると、屋根自体は雨風や紫外線からカバーされますので、痛みにくくなります。 しかし、屋根を葺き替えしたいと思っても、パネルの設置されている部分の葺き替えはパネルを一度撤去する 必要があり、簡単にはできません。

④ 取り外しや交換に費用がかかります

太陽光発電の取り外しや交換には工事のための費用がかかります。 野路板自体にビス打ちをしたり、瓦を加工するなどの工事が施してありますので、取り外しや交換の際には 野路板も含めた全面葺き替え工事が必要になります。 架台を残して、パネルのみの交換であれば屋根の葺き替え工事は必要ありません。

⑤ 「抑制」がかかる可能性があります。

近くに工場などの大量に電気を使用する施設があったりする場合、北陸電力からの電気の供給電圧が変動することが有 り、「抑制」と呼ばれる発電を押さえる現象が発生する可能性があります。 北陸電力の方で抑制解消のための工事を行ってもらうことができますので、晴れているのに発電しないと言うような現象 が起きたらすぐに当社までご連絡ください。

また、2015年4月1日以降の申込案件は発電量が過多になった場合、北陸電力が最大360時間を上限に発電量を抑制 することができるルールになっています。ただし、産業用の太陽光発電所の抑制優先順位が高いため、家庭用太陽光発 電まで抑制されるリスクは少ないと言えます。